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実験動画を投稿しました

壁用防音パネルを設置した間仕切り壁の実験動画をインスタグラムに投稿しました。
前回は騒音計で測定しましたが、今回は周波数で測定していて、間仕切り壁の実験③になります。

https://www.instagram.com/otoreform/

間仕切り壁の実験動画は①~③まであるので、①からご覧なり参考にしてください。
①と②の動画についての詳しいことは、このブログの前回、前々回に書いています。

▼動画① 実験部屋の防音仕様を紹介

https://www.instagram.com/tv/CJ8czlegNoi/?igshid=m7114boz73b0

▼動画②音楽を流して騒音計で測定

https://www.instagram.com/tv/CKGXMIog1r_/?igshid=15b4il3nbtew7

簡単におさらいすると、
築28年、木造2階建て(在来工法)、2階6畳の部屋の間仕切り壁に、ホームページ掲載の壁用防音パネル(通常)を設置して実験しています。

設置はDIY初心者がやったと仮定して、効果を上げる為の細かな作業はしていません。
間仕切り壁も軽くて振動しやすく、中に断熱材などはなく空洞になっています。
▼壁を振動させた動画

https://www.instagram.com/tv/B_9QSVkp_TH/?igshid=1kfbny9hk6i21


それでは今回の実験について詳しく書いていきます。
○音漏れ対策
防音された部屋で、壁から1メートルのところで音を出して、壁に当たっている音と壁裏(隣の部屋)に漏れている音を周波数で測定しています。
音の高低が見れるので、前回の騒音計の測定よりも正確に効果が分かります。
効果は低音域、中音域、高音域の3つに分けて出しました。(減少した最低値と最大値)

低音域 20Hz~600Hz: 約19dB~38dB減
    

中音域 700Hz~2kHz: 約35dB~55dB減


高音域 3kHz~20kHz: 約40dB~60dB減

音漏れ対策はこのような結果になりました。
高音域は目で見て確認できるところで出しています。
最高音付近(10kHz以上)は測定前と変わらず反応していないので、ほとんど音は漏れていないという感じです。



○騒音対策
こちらも条件を同じにして、防音されていない部屋で、壁から1メートルのところで音を出して、壁に当たっている音と壁裏(防音された部屋)に漏れる音を測定しています。

低音域 20Hz~600Hz: 約21dB~42dB減

中音域 700Hz~2kHz: 約39dB~60dB減

高音域 3kHz~20kHz: 約40~65dB減

騒音対策の場合はこのような結果になりました。
こちらも最高音付近(10kHz手前)から反応していないので、音は漏れてきていないという感じです。

一般的に人が最も敏感に感じるところは中音域と言われています。


○まとめなど
2つの結果を見ると、通常のパネルの場合は騒音対策として使うほうが効果が若干高い事が分かります。
これは動画の中でも言っていますが、防音されていない部屋は反響が大きいからです。
一言で言えば、パネルを設置してある部屋のほうが安定しているということになります。
安定とは、パネル設置で壁自体が重たくなり、防音材の機能で制振、防振性能が発揮されているからです。あとは他の部分との相乗効果です。

これが軽い製品で基本性能が低くなると、グンと効果が落ちてしまい、効果を感じられないくらいになる事も多いです。
DIYで失敗する原因でもあります。
いろんなサイトでよく見る効果(グラフ)は当方のように実際の住宅での効果ではなく、試験場での効果です。
実際に住宅で使っても効果は下がるものです。
なぜ誤差が生じるのかはいろいろな原因があるのですが、ここでは言いません。
それは、経験(ノウハウ)を持っていない業者にタダで情報を提供する事になるからです。
実際に製品画像を勝手に使われたり、文言もただ並び替えて掲載している者がいるからです。
分かっていないから盗むということです。
効果を下げる原因は沢山あるのでグラフを鵜呑みにしないように気をつけてください。

注意する点を少し話しておくと、この実験が全てではないという事です。
実験部屋は仕様が違えど壁4面の防音と、床も簡易的な防音がされています。
4面ではなく1面だけの設置なら、反響する部分の面積も大きくなるわけで、少し効果が下がります。
構造、部材が変わっても効果に違いが出ます。
実験は効果の出にくい場所なので、実験部屋と同じ仕様なら、ほとんどの壁で同等以上の効果が出ると思います。
壁の石膏ボードは9.5ミリですが、12.5ミリになるだけで微妙に変わってきます。

パネルも通常のものを使っているので、遮音マット又は遮音シートを使って効果を上げることができます。
パネルを並べて設置するだけで仕上げ材を貼れる軸組みも完成するので、仕上げ材を貼れば更に効果が上がります。
遮音材をプラスして仕上げ材を貼れば、私がお客様の家に伺って簡易防音工事をしたのとほとんど変わりません。(黒い有孔ボードの壁がそのような形で効果が最も高いです)

この実験の効果で満足できない方は、素直に専門業者に工事依頼をする事をお勧めします。

まだ天井が防音していないのと、床もきちんと防音していないので、全ての防音が完了したらもう一度測定しようと思います。

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。

DIYで防音を考えている方はお気軽にお問い合わせください。

▼防音工房-shin-真 お問い合わせ

https://www.bouon-kobo-shin.com/contact




住宅防音
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実験動画を投稿しました

壁用防音パネルを設置した間仕切り壁の実験動画をインスタグラムに投稿しました。
動画は間仕切り壁の実験①~③にする予定で、今回は②になります。
①は部屋の防音仕様を紹介しているので、①をご覧になってから②の効果を参考にしてください。
https://www.Instagram.com/otoreform/

今回は騒音計で測定しているので、各音域の細かな数値は出ていません。
いろいろ知ってもらいたいので敢えてやっています。
次回は周波数で測定するので今回より正確な効果が出ると思います。

先ずはどんな家のどんな壁にパネルを設置したのかを簡単に説明します。
築28年の木造住宅2階建(在来工法)で、2階の部屋(6畳)の間仕切り壁にパネルを設置しています。
隙間風もあり気密性の低い家です。

間仕切り壁は図のような構造になっていて、壁厚は約130ミリとなっています。
石膏ボードは両面とも9.5ミリが貼ってあるので、間柱は3寸(約91ミリ)で胴縁は9ミリくらいになると思います。(壁の石膏ボードは通常12.5ミリ)
内部は空洞で断熱材は入っていません。

壁用防音パネルは約37ミリです。
設置して下図のようになっています。(パネルは壁紙部分のみに設置で、廻り縁部分と巾木部分にパネルはありません)

既存壁の厚み(空洞)で若干効果が変わることがありますが、そこまで大きく影響することはないので今回は省きます。

それでは測定した結果について確認してみましょう。

先ずは音漏れ対策のほうから。
壁から約1メートルのところで100dB前後の音を出して、壁(パネル)に当たっている音を見ると80dB付近なのが分かります。
壁裏にまわって抜けてくる音を見ると、40dB前後~45dB前後です。
音の高低は分かっていませんが、表示された数値だけを見ると、35~40dBくらい低減されています。


続いて騒音対策の数値。
同じ条件で壁に当たっている音を見ると80dB強というところです。若干大きいのは防音していない部屋なので反響が大きい分が現れています。
壁裏にまわり抜けてくる音を見ると、少しばらつきがあるように感じます。
おおよそ音漏れ対策時と同じくらいですが、ばらつきも考慮すると40dB弱~40dB後半です。
音を出している部屋の反響が壁裏でも影響が出ています。
表示された数値から30dB~40dB弱低減しているという感じです。

騒音計を使って測定した結果はこのようになりました。

ここで勘違いしてはいけないのは、低い音から高い音まで全ての音が30~40dB減る訳ではありません。
低い音は減少させるのが難しく、騒音計の数値を鵜呑みにできません。
ずるい業者は最高40dB減などと書いて勘違いさせて落とし穴を仕掛けています。
そもそも通常公開されている効果(グラフ)は試験場で行った結果であり、実際に住宅でやった場合には効果が下がるのが基本です。
その為、基本性能が低いとかなり下がるという事で充分に注意しなければなりません。(音がほとんど減らない事もあります)

以前、壁に設置せずにパネルのみで実験をしていますが、それを見た方なら、あれ?、と思う方もいると思います。その方は鋭いです。
その実験と比べると今回の実験も効果が少し低いです。
▼パネルのみの実験
・音漏れ
https://www.instagram.com/tv/CApciGIpcFT/?igshid=11s8kshjviwhp

・騒音
https://www.instagram.com/tv/CAui1o7pmBg/?igshid=1u41tht7w8rwa

何故そのようになるかは勘の良い方なら少し分かると思いますが、理由は複数あります。
当方は多くの経験があるのでそのへんの事は理解してやっています。
構造が違う場合などや施工方法の違いでも、どのように変化するか予測ができます。
この間仕切り壁で測定している意味もあり、なによりも実測で公開しているという事が他所との大きな差と理解していただけると幸いです。

次回は周波数で細く効果を見ていきますので、よろしければご覧になってください。

落とし穴にはまらないように、慌てない、焦らない、よく調べ、問い合わせをしましょう。

住宅防音

実験部屋の紹介動画を投稿

壁用防音パネルを設置した間仕切り壁の実験をして効果を見る前に、実験部屋(現状)の紹介動画を投稿しました。
部屋の大きさは6畳です。
動画はインスタグラムに投稿していますので下のリンクからご覧になってください。

https://www.instagram.com/otoreform/

動画でも言いましたが、パネルの設置はDIY初心者が施工したのを想定して仕上げてあります。
何故そのようにしたかは幾つか理由があります。
・今までDIYで失敗した方を見てきて初心者の方が多かったため。
・誰が設置しても大体同じくらいの効果が得られることを知ってもらうため。
・説明をよく聞いたり、読んだりしない方もいるので、突き詰めた施工をすると勘違いする場合があるため。

以上のような事を考え、基本的に並べて設置するだけでどのくらいの効果が得られるかを見る事にしました。
なので、最低でも実験と同じくらいの効果が出るという事で、突き詰めた作業が可能な方には効果を高める伸び代も有りという事です。
細かい作業が出来ない方には遮音材をパネルに足す方法があるので簡単に効果を上げる事も可能です。
今までに売られていたDIY用の防音製品とは違い、基本性能が高く、後から効果を上げる事が出来るパネルとなっています。

それでは間仕切り壁の詳しい説明をしていきましょう。

パネルは床から天井まで設置したほうが効果が高くなりますが、実験部屋では天井廻り縁と巾木は撤去せずに、壁紙部分のみにパネルを設置しています。
(廻り縁、巾木を撤去しなくても、パネルを床から天井まで設置する方法もあります)

設置しているパネルはホームページ掲載のA~Cのパネルを基本に使い、大きさの合わない場所はその場所に合うように作っています。
右の細い部分(ドアの前)は、パネルを設置するとドアが全開しないため、パネル枠無しで、防音内容はパネルと同じになっています。

天井廻り縁部分は気休め程度の吸音材に遮音材1枚で蓋をするような形になっています。

巾木部分は既存巾木の上から遮音材2枚を貼ってから4ミリ合板を貼って、最後に巾木を新たに付けています。



以上のような仕様で、測定結果を見ることにします。なるべく早く実験動画を投稿するので、それまで少しお待ちください。
現在パネルの表面がアレンジされていますが、効果に影響はありません。

他の壁などは動画の通りで、有孔ボード白の壁は間仕切りと同じ施工方法で有孔ボードを上から貼ってあり、黒有孔ボードのほうは白有孔ボードより遮音材が1枚多い仕様になっています。
窓用パネルは相手が薄いガラスの為、壁に比べ効果は少し低くなります。

押入れの左右の壁は遮音材2枚に有孔ボード、ドアもそれに近い仕様ですが、空洞が多く軽いドアだったので、壁のほうが少し効果が高いです。

押入れの中も見ての通り、壁、天井は吸音材1枚で
、床面はフェルトと遮音材1枚ずつ敷いています。
2.3ミリの薄い合板の上に吸音材1枚なので効果も薄く、引き戸を閉めてもほとんど空洞の戸なので音漏れの大きい部分です。
押入れ裏は階段と廊下で外に直接漏れるわけではないので簡単に防音してあります。

部屋の床面は押入れ床と同じで、フェルトと遮音材を1枚ずつ敷いています。
タイルカーペットを部分的に敷いていますが、遮音材の繋ぎ目の隙間も大きく、全体に敷いていないため気休め程度です。

天井は何もしていないので、天井からの音漏れも大きいです。
2階建ての2階なので天井の上は屋根になりますが、漏れた音は隣りの部屋などに伝わります。


部屋全体がこのような仕様で構成されていて、どのくらい間仕切り壁に効果があるかを実験して効果を見る事になります。

以前にパネルのみで囲いを作って(4面)、床部と天井部を部屋と同じ条件にして実験した動画があるので、参考までにご覧下さい。

・音漏れ対策の実験
https://www.instagram.com/tv/CApciGIpcFT/?igshid=nbqjbg0yhuqy

・騒音対策の実験

https://www.instagram.com/tv/CAui1o7pmBg/?igshid=19un5tn57jh7t

この実験と比較して、実際に壁に設置した時にどのようになるかは次回の動画で確認していただきたいと思います。

住宅防音

ドアの実験③

ドアの実験③をインスタグラムに投稿しました。
https://instagram.com/otoreform/
実験①②を見ていない方は2つ前の動画から見ることができます。
ブログのほうも実験別にあるので、このブログの前々回から併せてご覧ください。

今回は周波数計での測定と、実験で比較している部屋以外から音漏れをさせて比較したものを撮りました。




周波数計の測定はドアの内側でも外側でも数値はほぼ変わりません。
廊下側で測定すると生活音などの雑音が多く入ってしまうので部屋側で測定しました。
効果は1回目のブログにも書きましたが、以下の通りです。

低音域 20~600ヘルツ
10~15デシベル減

中音域 700~2000ヘルツ
11~37デシベル減

高音域 3000~20000ヘルツ
25~35デシベル減(グラフでわかる範囲)
※結果は、使った材料のみで得られた効果です。(扉の元々の性能は含まない)
※実験部屋の壁、床が防音されている為、僅かに相乗効果が出ています。


扉+防音材の性能は、既存扉の構造と形状によって変わりますが、少し上がるという事です。
今回実験に使った軽くて真ん中が薄い扉での結果なので、ほとんどの扉で同等以上ので効果が出ると思います。
扉から距離を置かずに当たっている音の真裏で計測した結果▼

(ドアの実験①の騒音計で表示された数値を周波数計で示した効果)
低音域: 約15~29デシベル減
中音域: 約21~38デシベル減
高音域: 約27~40デシベル減
となりました。

別の部屋から音を出した実験も同じで、床から入ってくる音が、防音していない部屋に比べると僅かに効果が良く出ています。
部屋の位置は違いますが、大きな差が生まれる条件はありません。
相乗効果は僅かなので、それを差し引いても効果は充分あります。

動画でも言いましたが、枠セットの防音ドアは性能は高いです。しかし壁や床の防音性能に見合っていないとなりません。
防音性能がない壁や床の部屋に設置しても、ドアとは別の部分からの音漏れが大きくなり、それほど意味をなさなくなってしまいます。
施工面でも既存ドアとの大きさが違えば、解体や造作工事があり費用も高くなってしまいます。
取り付けも下手だと効果が出切らないし、設置する人の知識や技量によっても左右されます。
施工担当時代に他所の業者がやった防音ドアの設置をいろいろと見てきましたが、きちんと取り付けていない業者も多いです。
新築業者など、私達に仕事を取られないように無理して取り付けたところはだいたい駄目でした。

そういう点から考えればDIYで既存ドアを改造するのは非常に有効です。
元々の扉を防音仕様にするだけなので大きさも変わらず、基本的に取り外して元に戻すだけです。
重くなるので蝶番を交換する場合もありますが、材料費など含めても費用は圧倒的に抑えられます。
効果も費用の割にはかなり高いものになります。

完璧な防音室でなく、DIYでやる防音にはとても適していると思います。


▼お問い合わせ・ご相談
https://www.bouon-kobo-shin.com/contact






住宅防音

ドアの実験②

実験②は前回と同じ条件で音を出しています。
数値で出しても減少幅は変わらないので、体感で比較しやすくしました。
動画はインスタグラムに投稿しています。
https://www.instagram.com/otoreform/

前回の動画をご覧になっていない方はこちら
https://www.instagram.com/tv/CGjxgYmpJiX/?igshid=5mxy0jjiec82

前回の動画について詳しく書いたものがこのブログの1つ前の記事になりますのでご覧ください。
http://bouondaiku.blog.fc2.com/blog-entry-319.html?sp

音の減少幅は、既存ドアと使う防音材(仕様)とドアの位置で決まります。
周波数帯によって減少幅は違いますが、減りにくい低音から高音まできちんと減少します。
特別何かの音に特化した性能という事はなく、一般的に人が聞こえる音(可聴音域)なら効果があります。

窓に続きドアも音漏れの多い場所なので、低予算のDIYでやるのも良いです。
中途半端に壁の防音をするよりも効果があると思います。


▼お問い合わせ・ご相談

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住宅防音
プロフィール

防音職人2号

Author:防音職人2号
ようこそ!
防音工房-shin-真の篠木です。
2006年から住宅防音の設計会社で専属施工担当(防音リフォーム)をしていた大工職人です。
長い現場経験からDIY でも高い効果が得られる防音パネルの製作をしています。
業者を呼んで簡易防音の工事をするならDIYでやってみてはいかがでしょうか。

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