動画は間仕切り壁の実験①~③にする予定で、今回は②になります。
①は実験部屋の防音仕様を紹介しているので、①をご覧になってから②の効果を参考にしてください。
■YouTube
▼①実験部屋の紹介
▼②この記事の実験動画
https://youtu.be/_HX01oT_Vsk
▼インスタグラム
https://www.Instagram.com/otoreform/
今回は騒音計で測定しているので、各音域の細かな数値は出ていません。
いろいろ知ってもらいたいので敢えてやっています。
次回は周波数で測定するので今回より正確な効果が出ると思います。
先ずはどんな家のどんな壁にパネルを設置したのかを簡単に説明します。
築28年の木造住宅2階建(在来工法)で、2階の部屋(6畳)の間仕切り壁にパネルを設置しています。
隙間風もあり気密性の低い家です。

間仕切り壁は図のような構造になっていて、壁厚は約130ミリとなっています。
石膏ボードは両面とも9.5ミリが貼ってあるので、間柱は3寸(約91ミリ)で胴縁は9ミリになると思います。(壁の石膏ボードは通常12.5ミリを使います)
内部は空洞で断熱材は入っていません。
壁用防音パネルは約37ミリです。
設置して下図のようになっています。(パネルは壁紙部分のみに設置で、天井の廻り縁部分と床の巾木部分にパネルはありません)

既存壁の厚み(空洞)で若干効果が変わることがありますが、そこまで大きく影響することはないので今回は省きます。
それでは測定した結果について確認してみましょう。
先ずは音漏れ対策のほうから。
壁から約1メートルのところで100dB前後の音を出して、壁(パネル)に当たっている音を見ると80dB付近なのが分かります。
壁裏にまわって抜けてくる音を見ると、40dB前後~45dB前後です。
音の高低は分かっていませんが、表示された数値だけを見ると、35~40dBくらい低減されています。
続いて騒音対策の数値。
同じ条件で壁に当たっている音を見ると80dB強というところです。若干大きいのは防音していない部屋なので反響が大きい分が現れています。
壁裏にまわり抜けてくる音を見ると、少しばらつきがあるように感じます。
おおよそ音漏れ対策時と同じくらいですが、ばらつきも考慮すると40dB弱~40dB後半です。
音を出している部屋の反響が壁裏でも影響が出ています。
表示された数値から30dB~40dB弱低減しているという感じです。
騒音計を使って測定した結果はこのようになりました。
ここで勘違いしてはいけないのは、低い音から高い音まで全ての音が30~40dB減る訳ではありません。
低い音は減少させるのが難しく、騒音計の数値を鵜呑みにできません。
ずるい業者は最高40dB減などと書いて勘違いさせて落とし穴を仕掛けています。
そもそも通常公開されている効果(グラフ)は試験場で行った結果であり、実際に住宅でやった場合には効果が下がるのが基本です。
その為、基本性能が低いと効果を感じないことが多々あるので注意しなければなりません。
今回は騒音計で測定しているので、各音域の細かな数値は出ていません。
いろいろ知ってもらいたいので敢えてやっています。
次回は周波数で測定するので今回より正確な効果が出ると思います。
先ずはどんな家のどんな壁にパネルを設置したのかを簡単に説明します。
築28年の木造住宅2階建(在来工法)で、2階の部屋(6畳)の間仕切り壁にパネルを設置しています。
隙間風もあり気密性の低い家です。

間仕切り壁は図のような構造になっていて、壁厚は約130ミリとなっています。
石膏ボードは両面とも9.5ミリが貼ってあるので、間柱は3寸(約91ミリ)で胴縁は9ミリになると思います。(壁の石膏ボードは通常12.5ミリを使います)
内部は空洞で断熱材は入っていません。
壁用防音パネルは約37ミリです。
設置して下図のようになっています。(パネルは壁紙部分のみに設置で、天井の廻り縁部分と床の巾木部分にパネルはありません)

既存壁の厚み(空洞)で若干効果が変わることがありますが、そこまで大きく影響することはないので今回は省きます。
それでは測定した結果について確認してみましょう。
先ずは音漏れ対策のほうから。
壁から約1メートルのところで100dB前後の音を出して、壁(パネル)に当たっている音を見ると80dB付近なのが分かります。
壁裏にまわって抜けてくる音を見ると、40dB前後~45dB前後です。
音の高低は分かっていませんが、表示された数値だけを見ると、35~40dBくらい低減されています。
続いて騒音対策の数値。
同じ条件で壁に当たっている音を見ると80dB強というところです。若干大きいのは防音していない部屋なので反響が大きい分が現れています。
壁裏にまわり抜けてくる音を見ると、少しばらつきがあるように感じます。
おおよそ音漏れ対策時と同じくらいですが、ばらつきも考慮すると40dB弱~40dB後半です。
音を出している部屋の反響が壁裏でも影響が出ています。
表示された数値から30dB~40dB弱低減しているという感じです。
騒音計を使って測定した結果はこのようになりました。
ここで勘違いしてはいけないのは、低い音から高い音まで全ての音が30~40dB減る訳ではありません。
低い音は減少させるのが難しく、騒音計の数値を鵜呑みにできません。
ずるい業者は最高40dB減などと書いて勘違いさせて落とし穴を仕掛けています。
そもそも通常公開されている効果(グラフ)は試験場で行った結果であり、実際に住宅でやった場合には効果が下がるのが基本です。
その為、基本性能が低いと効果を感じないことが多々あるので注意しなければなりません。
以前、壁に設置前の壁用防音パネルのみで実験をしていますが、壁に設置前の効果としてはかなり高いのでぜひみてください。
■パネルのみの実験
・音漏れ
・騒音
▼YouTubeチャンネル
一般製品で実際の効果が製品説明よりも出ないのは試験場で出た結果だからです。 当店は多くの経験があるのでそのへんの事は理解してやっています。 家の構造が違う場合などや施工方法の違いでも、どのように変化するか予測ができます。
この間仕切り壁で測定している意味もあり、なによりも実測で公開しているという事が他所との大きな差と理解していただけると幸いです。
次回は周波数で細く効果を見ていきますので、よろしければご覧になってください。
落とし穴にはまらないように、慌てない、焦らない、よく調べ、問い合わせや商品探しをしましょう。
この間仕切り壁で測定している意味もあり、なによりも実測で公開しているという事が他所との大きな差と理解していただけると幸いです。
次回は周波数で細く効果を見ていきますので、よろしければご覧になってください。
落とし穴にはまらないように、慌てない、焦らない、よく調べ、問い合わせや商品探しをしましょう。
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