木造住宅のリフォームで騒音発生

リフォーム業者の不適切な施工が原因で間取りを変更後に壁の音漏れが酷くなり、リフォーム完了後に相談をいただきました。
お客様の家は木造住宅(在来工法)です。
防音をしたのは写真正面の間仕切り壁で、壁裏はユニットバスになっています。
この部屋は寝室で壁際にベッドを置いていました。
リフォーム業者がやった施工は、木下地で寝室側に石膏ボード1枚のみ(ユニット側は木下地(軸組)のまま)という手抜きと言っていいようなものでした。
音に無頓着とかそういう問題ではなく、リフォーム自体のレベルも低いような感じです。
経験豊富な業者であれば今までにも同じようなパターンが存在しているわけなので、運良くクレームにならずに今まで同じようなことをやってきたのだろうと思います。
相談時にお客様が言っていたことは、我慢するとかのレベルではなく浴室の音が全部筒抜けで、家族が入浴中に歌を唄えばコンサートホールのようだと言っていました。
動画も送っていただきましたがかなりの音漏れでした。
動画を見た時にすぐ構造の想像もつきましたが思った通りでした。
水道管も木下地に留めているので振動も大きく、水道管や浴室のシャワー、下水の音が唸っている状態でした。
木造は元々からして音が抜けやすいので、壁だけではなく天井、床から入ってくる音も混ざった状態になります。
お客様からの要望は、右側に窓があり窓枠ギリギリに間仕切りを立てたので、窓枠からサッシのほうにはみ出さない厚みで音を小さくしたいとの事でした。

なかなか難しい要望でしたが防音材の組み合わせや見えない部分の施工を含めた薄い防音仕様にした結果、とても上手くいきました。
窓枠の出っ張り幅が約20ミリしかないので、間仕切り壁から17ミリの厚みで仕上げています。
今回の施工方法は私が防音設計会社の専属施工担当時に使った事のない独自の方法で対策しています。(DIY用に考えた方法)
施工はDIYでも可能なレベルでしたが、お客様自身では自信がないとのことで、リフォームをやった地元の業者がやる事になりました。
お客様もちょっと不安を感じていましたが、1行程ずつ写真を送ってもらい私がチェックする事で解消しました。

壁紙などの仕上げも終わり、全ての作業が完了したので数日様子を見て報告をしてきてくれました。

このような感じで大変お喜びだったので私も嬉しいです。
リフォーム業者がお客様に提案した方法では気休め程度の効果になっていたので、相談をいただけて良かったと思います。
これはどこの業者でも同じ事で、防音の肝となる部分を理解していないと防音施工の経験があると言っても大した効果は出せません。
今回は木造でしたが、地下やマンションなどのコンクリートの建物メインでやっているところでは難しくて上手くいかないと思います。
私は住宅防音リフォームを長くやってきたのであらゆる住まいに対応できます。
そして私は設計士や建築士とは違い施工の技術を持っているので、DIY初心者の方でも施工が出来るように誰にでも詳しくアドバイスができます。
説明、図面、写真(実演など)で料金は取っていませんし、性能を含めて総合的に見ていただければかなり安い価格になるので、費用対効果は抜群に高くDIY防音の分野ではおそらくどこにも負けないと思っています。
お住まいで音の問題でお困りでしたら安かろう悪かろうの製品を使う前に、お気軽にご相談ください。
▼ホームページ お問い合わせ 相談
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この記事の防音対策は防音素材を使い施工しています。
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