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動画内で伝え切れなっかたこと

石膏ボードの囲い(木造住宅の間仕切り壁を簡素化した囲い)を使い、賃貸マンションやアパートで壁を防音対策した場合に、おおよそどのくらいの効果があるか実験をして、その動画投稿をしました。

100デシベル程度の音楽がどのくらい減少するかを、騒音計の数値で確認しています。

石膏ボードの囲いは、窓やドアなどの隙間を考慮して音漏れしやすく作ってあります。
この囲いは別動画で紹介していて、いろいろと種明かしをしなから簡単な実験をしています。
効果を大きく見せるだけのずるい実験や今回の実験のこともよく分かると思うのでご覧ください。
▼動画 防音効果や実験内容の種明かし
https://youtu.be/E6D-4vYXoac


囲いに設置した防音仕様は、賃貸用に考えた3つの仕様のうちの1つで仕様②を採用しています。
バランスが良く防音の基本の形ができます。
▼仕様についてはこちらをご覧ください
http://bouondaiku.blog.fc2.com/blog-entry-378.html?sp

今回の実験の効果は音の高低が分からない騒音計で確認していますが、大体35デシベル程減少しています。
低音域の減りは少ないですが、中、高音域は大きく減少しています。一般的に人が敏感に感じる音域は中音域と言われているので、実際のお部屋に設置しても効果はきちんと体感できると思います。

動画内でも説明していますが、実験で出た効果は石膏ボードの囲いを使って出たものです。

造住宅の間仕切り壁を簡素化したものなので、木造の間仕切り壁に使った場合のおおよそ効果だと思ってください。壁厚も薄く、底面、蓋からの音漏れを含んでいるので動画の効果よりも実際の効果が高く出る場合も多いと思います。
囲いの内側と外側が石膏ボードなので間仕切り壁ということです。

マンションの間仕切り壁であれば木材部分が軽天(軽量鉄骨)だったりします。

○印の外側ボードが外壁の場合は、
木造なら構造用合板+サイディングだったり、モルタル仕上げだったりがあり、マンションならコンクリートで木材部分が軽天やGLボンドだったりします。

外壁側はこのへんの構造の違いで効果に少し差が出るという感じになります。

市販されていない高性能な防音材を使っているので、量販店やネットで売られている防音製品では出すことのできない効果になります。

試験場(実験施設)で出した効果は隙間などのない完璧な状況で別の方法で効果を出しているため、実際に住宅へ設置した時との効果の差は大きくなります。そのため元々の性能が低い物では効果をを感じないこともあり、失敗する原因の1つになっています。試験場で出た効果は製品能力の最高値を確かめたもので、実際の住宅で効果は落ちるのが普通と考えてください。

当店の実験方法や効果の見せ方は、施工担当時代から失敗者を数多く見てきたことと、業者やメーカー発表などの効果(数値やグラフ)がどのようなものか分かっていてやっていることで、防音対策を検討中の方が勘違いしないように、ユーザーとの差が開かないように考えてやっています。


何百件も自分の手で工事をしてきてノウハウも持っているので、効果のない物を紹介したり、効果の出ない提案をすることはありません。

この賃貸の壁対策の実験は①~③まで予定しているので、よろしければまたご覧になってください。


動画はインスタグラム又はYouTubeで公開しています。

▼インスタグラム
https://www.instagram.com/reel/CWxreRQAJk1/?utm_medium=copy_link

▼YouTube
https://youtu.be/VDqV_6HxXHY

▼ホームページ
https://www.bouon-kobo-shin.com
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防音職人2号
防音職人2号

ようこそ!
防音工房-shin-真の篠木です。
2006年から住宅防音の設計会社で防音リフォームをしていた施工技術者(大工職人)です。
長い現場経験からDIY でも高い効果が得られる防音パネルの製作をしています。
わざわざ業者を呼んで簡易防音の工事をするならDIYでやってみてはいかがでしょうか。
防音施工に慣れていない業者に工事を依頼するよりも高い防音効果が出せますよ!

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