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賃貸のDIY/壁の防音効果

賃貸の壁の防音対策 実験③の動画を投稿しました。
▼インスタグラム
https://www.instagram.com/reel/CXDsts9Aq9q/?utm_medium=copy_link

▼YouTube
https://youtu.be/te1iEGmR0JA

実験①②の動画と説明欄を見ないと、この実験の効果については分からないので、実験①からご覧になってください。

ここまでの動画を見ると分かると思いますが、騒音計ではどの音域でどれくらいの効果があるのかは全く分かりません。
マイクで拾ったピーク値の差を比べるだけでは本当の効果とは言えないので注意が必要です。

減らしやすい高音のみで騒音計を使うと凄い効果があるあるように見えてしまいます。

そこで周波数計を使い、振動を伴った低音域から高音域まで(可聴音域で)計測します。

今回で出た実験結果は以下の通りです。

20Hz~600Hz 13~31dB減(低音域)

700Hz~2kHz 32~45dB減(中音域)

3kHz~20kHz 40~60dB減(高音域)

動画では1回しかグラフを出していませんが、10回の平均で出しています。

木造の間仕切り壁に見立てた囲いでおおよその効果ではありますが、DIYの比較的簡単な作業で出る効果としては高いと思います。

当店の通常の壁用防音パネルを実際の木造住宅の間仕切り壁に設置した効果に迫る効果です。


◆壁用防音パネルを古い木造住宅の間仕切りに設置した時の効果▼
http://bouondaiku.blog.fc2.com/blog-entry-338.html?sp

建物の構造や環境などによって多少の違いは出ますが、音を出す立場で苦情がある方でも、隣人の騒音に悩んでいる方でも、どちらが使っても違いは体感できると思います。
設置後にもう少し効果が欲しいと思うなら、吸音ウールを1枚増やせますし、床の防音もすれば更に効果があがります。

それに加えて天井やドアに手作り吸音パネルを設置すれば、簡易防音室と言っていいくらいになると思います。

賃貸用の実験としてやっていますが、持ち家でも使える方法なので、予算を抑えて少しでも防音という形をとりたい方には良い方法だと思います。

一応この実験③で賃貸の壁の防音対策は終わりにしますが、囲いの中にいちばん簡単な床防音の仕様と石膏ボードの蓋部分に手作り吸音パネルを併せて使った動画も撮ったので、後ほど公開しようと思っています。

賃貸の音の問題で困っている方でこの記事を読んだなら、何かに手を出す前にお気軽に相談してください。

▼問い合わせ・相談

https://www.bouon-kobo-shin.com/contact

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防音職人2号
防音職人2号

ようこそ!
防音工房-shin-真の篠木です。
2006年から住宅防音の設計会社で防音リフォームをしていた施工技術者(大工職人)です。
長い現場経験からDIY でも高い効果が得られる防音パネルの製作をしています。
わざわざ業者を呼んで簡易防音の工事をするならDIYでやってみてはいかがでしょうか。
防音施工に慣れていない業者に工事を依頼するよりも高い防音効果が出せますよ!

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