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アップライトピアノのDIY防音対策で壁の防音をしたお客様


分譲マンション2階にお住まいで、アップライトピアノの防音対策をしたお客様から来たメールです。 対策後に近隣から苦情があった場合は連絡をお願いしていましたが、半年経っても連絡がないので上手くいったのではないかと思います。


お隣宅もアップライトピアノがありこのお客様宅に相当な音漏れがある為、反対側のお隣宅に漏れる音が心配で相談をいただきました。 いろいろと話を聞き分析すると壁の構造上大きく音漏れする事が分かりました。
元々、電子ピアノをお持ちでしたが、アップライトピアノを購入するという事で購入前に壁と床の対策をしました。

ピアノの設置場所はリビングで、対策範囲はピアノの幅しか出来ないということで難しい条件でした。
それに加えて当店へ相談前に、ショッピングサイトでピアノ用床パネル(既製品)を購入済みで、そのパネルが性能不足だったのですが返品できないということで、当店の素材を併用することで対応しました。
床パネルの性能がどう見ても低くそこだけが少し心配でしたが、なんとかなったようなので良かったです。
ピアノ用床パネルの値段が性能の割に高価で無駄にしないように使用しましたが、当店で床の対策もすれば価格も安く効果のほうももう少し高くなり更に良い対策になったと思います。

既製品は専用に作ったといっても私のような専門職から見れば性能/効果はそれほど高くありません。

今回はピアノ本体下のみに置く形のものでしたが、微妙な厚みがありありピアノ本体が上がってしまう感じです。それならば当店の対策で椅子の下まで防音して振動を少しでも大きな範囲で抑えたほうが効果的ですし、ピアノと段差もつかずにフラットに仕上がり演奏もしやすくなります。



ピアノ販売店などでもいろいろな音対策商品がありますが、薄いとか軽いものが多く部屋の構造とマッチしていなければ効果はあまり期待できません。



当店のアップライトピアノ対策で間仕切りや戸境壁からの音漏れを減らすには立てかけ吸音パネルか、上の写真のように壁用防音パネルを予算や部屋の状況に応じて使います。

立てかけ吸音パネルは防音工事をやっている時から現場で作っていたものでそれを改良したものです。





床のほうも予算や状況に合わせて防音仕様を決めていきます。

基本的には部屋全体の床を覆うよな形にしたほうが効果が高いですが、予算やスペースの問題があれば2畳分の床防音をして椅子も置けるようにします。





壁の対策も床の対策も自宅の部屋の状況に合わせた対策になるので、市販品よりも効果が期待できます。製品自体の性能も市販品より高いですよ!





このような形をとれば小さな範囲の部分防音対策では市販品には出せない大きめな効果を得られます。



以前、防音工事に伺ったところでピアノ専用に作られたものから写真のような形に変更したら、お客さんが今までよりだいぶ効果が大きいと喜んでいました。工事を依頼されてやっているので当然のことなのですが実際にその場で感想を言われて嬉しい気持ちになったのを思い出します。



ピアノ防音工事でで防音室を作るまでの予算がない方は、床の防音をしっかりやって立てかけ吸音パネルを使う方法がほとんどでした。なので使っている人は多いです。



ピアノだけではなくギターやバイオリンで使っている方もいますし、声楽練習の時だけドアの前に置いて使っている方もいます。

使う場所によって効果の出方は違いますが、きちんとした基本性能があるのでどんな音にも対応できます。


グランドピアノの部分防音対策でも似たような形で対策できるのでお気軽にご相談ください。


▼立てかけ吸音パネル




▼壁用防音パネル




▼床の防音仕様




▼問い合わせ・相談
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防音職人2号
防音職人2号

ようこそ!
防音工房-shin-真の篠木です。
2006年から住宅防音の設計会社で防音リフォームをしていた施工技術者(大工職人)です。
長い現場経験からDIY でも高い効果が得られる防音パネルの製作をしています。
わざわざ業者を呼んで簡易防音の工事をするならDIYでやってみてはいかがでしょうか。
防音施工に慣れていない業者に工事を依頼するよりも高い防音効果が出せますよ!

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