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費用対効果の高い窓の防音パネル
窓用防音パネルの廉価モデルでも予算的に厳しいという人向けに、壁用防音パネルを使って作る窓防音パネルの紹介します。

先日、あるお客様に製作したところ、仕上がりも効果的にもよかったのと、何より価格が大きく下がるのため、費用対効果がかなり高い窓防音パネルになります。
自分で組み立てることになりますが、ビス穴もあいているので簡単に組み立てられます。
簡単な説明と窓用防音パネルと価格の比較をしてみましたのでご覧ください。


壁用防音パネルの枚数は、1枚窓で2枚か4枚、
引き違い窓で4枚か8枚になり、窓のサイズにより当店で決定します。


パネルがお手元に届いたら、パネル内の吸音材を取り外してビスで繋ぎます。


ビス穴があけてあるので簡単に繋げます。

パネルを繋ぎ終わったら、裏返して補強のため合板をビス留めします。

この合板にもビス穴が空いているので、パネルからはみ出さないようにビスで留めます。

合板を留め終わったら、表に戻して取手を取り付けます。

取手も組み付けしてあり、土台にビス穴があいているのでパネル枠にビス留めします。


引き違いタイプは右パネルにズレ止めプレートを取り付けます。

プレートにもビス穴があります。

取手を取り付けたら、パッキンを貼る場所に遮音マットを貼ります。

1枚窓ですと、上と左右
引き違いですと、左パネルは上と左、右パネルは上と右に貼ります。

遮音マットを貼ったらその上からパッキンも貼ります。

当店のパッキンは高価なので、ホームセンターなどで販売されている一般的なものを使います。(窓枠の様子を見て決定します)


下面には滑り止めを貼ります。



パッキンと滑り止めをを貼ったら吸音材を元に戻して完成です。

(取手のところはハサミでカット)
以上のような流れで組み立てていきます。

設置の方法は窓用防音パネルと同じになります。


組み立ては電動ドライバーが必要なので、お持ちでない方はホームセンターのレンタルを利用するのがよいと思います。

性能アップやアレンジも可能なので、自分好みに仕上げることも可能です。

窓用防音パネルの効果と比べても差は大きくないので、コストパフォーマンスがかなり高い窓防音パネルとなります。

◆価格の差については、当店の実験部屋に使っている、高さ1015ミリ 幅1675ミリ の引き違いタイプで比較してみます。


1枚窓は幅850ミリまでならおおよそ半額になります。(高さは1100ミリまで)
※価格は2022年6月現在
窓用防音パネル
・通常モデル: 69,000円(税抜き)
・廉価モデル: 56,000円(税抜き)
・壁用防音パネルで作る窓パネル
セット内容
壁用防音パネル(4分割または8分割の特注サイズ)
・ビス類、取手、補強の合板、パッキン部分に貼る遮音マット、市販パッキン、ズレ止めプレート、滑り止め込みで、
49,000円(税抜き)
価格の差は大体このようになります。
あとはお住まいの地域により送料がかかります。

価格が下がるので賃貸でも使いやすくなると思いますし、2箇所以上の設置の場合はこの対策方法を検討するのも良いと思います。
セットにしないで壁用防音パネル以外を全て自分で用意することで、更に費用が下げられます。
取手とズレ止めだけ付けるとか、補強の合板のみ付けるなどいろいろ対応できるので、ご自身のやりたい形で注文ができます。
その他、簡単な結露対策もできます。

窓の防音をご検討されている場合は検討してもらえればと思います。

▼問い合わせ・相談
https://www.bouon-kobo-shin.com/contact

▼壁用防音パネルのみ(設置前)の性能
https://youtu.be/cLpWtXn3qEk

▼窓用防音パネルの効果
https://youtu.be/VUqhvoNUVTc
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防音職人2号
防音職人2号

ようこそ!
防音工房-shin-真の篠木です。
2006年から住宅防音の設計会社で防音リフォームをしていた施工技術者(大工職人)です。
長い現場経験からDIY でも高い効果が得られる防音パネルの製作をしています。
わざわざ業者を呼んで簡易防音の工事をするならDIYでやってみてはいかがでしょうか。
防音施工に慣れていない業者に工事を依頼するよりも高い防音効果が出せますよ!

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