都内(23区内)の軽量鉄骨造のマンションで、建物自体の遮音性能は木造とそれほど大差のない状況で対策をしています。
隣接しているマンションも非常に近く、窓を開けると正面に隣マンションの窓がある状況でもあります。
どのような対策をしたかというと、ピアノ背面の壁を1面(全て)と左右の壁の1部、それと床の防音を約2畳分の範囲で対策した部分防音になります。

・床は防音仕様:レベル5で約2畳の大きさ。
部屋全体と2畳分の提案を出して2畳分の対策になりました。
・仕上げはタイルカーペットを指定しましたが、お客様の都合でパズルマットにしています。

・壁は新型の立てかけ吸音パネルに遮音材を内蔵させたものと、それ以外の部分は相乗効果を狙った対策になっています。
・窓は窓用防音パネル1枚窓タイプ(廉価モデル)
窓は引き違いなのですが、サイズが小さいため1枚窓タイプにして費用を抑えました。
リビングのため部屋も広く、作業もそれなりにやる事が多かったですが、とてもきれいに仕上がっています。
○お客様から来たメール



お客様からはこのような感想をいただきました。
今回の対策で既存の壁内に入り込む音が大幅軽減されて、床下や天井に回り込む音が減っています。
そして床の範囲は小さいですが、DIYでは最高クラスの防音構造を作っているので、振動音(衝撃音)もしっかり軽減されています。
防音室を作る予算がなくても、このような部分防音で対策できることも多々あります。
これはピアノ防音だけではなく、どんな音でも騒音対策でも言えることです。
ピンとこない方もいるとは思いますが、今回の対策で見るべきポイントは、
・賃貸マンションなので現状回復ができる。
・ピアノの振動音や反響音は大きく、周波数(音域)も広い。
・部屋全体の防音ではなく、部分的な防音対策をしている。
これらのことが理解できると少しは見方も変わると思います。
このお客様にどのような説明(対応)をしたかは情報ブログに掲載しています。
▼情報ブログ
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